■患者さんの歯列矯正に対する不安要素

歯並びは、審美面だけでなく、口腔内の衛生環境や身体全体の健康に大きく関わり事は広く知られています。歯列矯正は本来恥ずかしいものではありませんが、日本では治療中の装置への抵抗感が治療に踏み切れない原因を作ってしまい欧米諸国に比べ歯列矯正が遅れてしまっているようです。では実際に患者さんは治療するにあたりどのような不安を抱えているのでしょう?アンケートの結果から治療費に並んで多くの方が気にしているのがやはり治療中の見た目の問題です。その問題を改善するためにマウスピース矯正や裏側矯正など治療方法も日々進歩していますが、金属のワイヤーとブラケットを基本とした矯正装置がまだまだ一般的であるといえます。そのため矯正治療をしていることが誰から見てもわかってしまい、一般の人たちに矯正治療に対するマイナスのイメージを強く植えつけているようです。

コロナ禍の今、食事の時以外はマスクの着用が日常化しています。また、新しい生活習慣でテレワークの増加、おうち時間の増加など多くの患者さんは今が歯列矯正を始めるベストタイミングなのでは?と思い始めています。事実2021年から歯科矯正に踏み切る患者さんが増加の傾向にあります。

■いつ歯列矯正を始める?

歯並びを気にしている患者さんは実際にどのタイミングで矯正をはじめているのでしょう?一つ目は、こどもの歯並びを気にして親が決断するパターンです。永久歯に生え変わる小学生、または思春期の中・高生が親と共に歯科医に相談する事が多いようです。

二つ目のタイミングとして、大学生や社会人になってから自らの意思で治療を決断。というパターンです。自由診療となる歯列矯正では治療費が高額となる事もあります。長年のコンプレックス解消の為、また人生の一大イベント(成人式、就職、結婚式)に合わせ、矯正を始める方が多いようです。

■矯正歯科をどのように選んでいるか?

高額かつ長期間の治療となる歯列矯正では、患者さんも医院選びに慎重になるのは当然であるといえます。医院を選ぶ際に重視したポイントのアンケートを取った結果、認定医の有無、治療実績、料金、口コミの順で重要視されています。

次に実際にどのような方法で矯正医院を探したかのアンケートでは、実に80%以上の方がWEBを使って検索しHPを見たり、掲示板の口コミを参考にしているという結果が出ております。先の項目でも述べた歯列矯正に関心のある小学生の親世代、大学生や新社会人の年齢が20代から40代である事もWEB使用割合を引き上げている一因でしょう。

■矯正歯科医の集患トレンド

新型コロナ、マスク着用の影響で歯科矯正を始める患者さんが増えている今、矯正歯科が新規の集患の為の広告に力を注ぐべきです。一般的なお店の集客と同じく歯科医の集患も時代と共に大きく変化しています。ひと昔前であれば電話帳を見て近くの矯正歯科を探す方もいたでしょう。道路沿いの看板や駅の看板を見て来院する方もいます。現在ではスマートフォンやパソコンで検索するのが一般的と言ってもよいでしょう。「〇○市(住んでいる市)+矯正歯科」「〇○市(住んでいる市)+歯並び」というキーワードで検索する事が想定されます。位置情報と連動したGoogle MAPの活用、動画を使ってのPRも有効であると言えます。

  • 検索上位に表示
  • 清潔な店内の写真、やさしそうな医院長やスタッフの写真で安心感を
  • 価格や治療項目など患者様が知りたい情報を見やすく表示
  • ウィルス対策の取り組みを表示

などを意識したページ作成することで来院数、問い合わせ数が増加すると考えられます。

■まとめ

これまでも矯正治療に対する意識調査が何度か行われてきました。それによれば、歯並びが悪い人の多くは、「矯正治療が必要であると理解はしているがまだ矯正治療をしていない」と答えています。その原因として治療中の見た目を気のする方が多くいることが分かっています。現在のマスク着用習慣により歯科矯正を開始する患者さんが増加しています。そして多くの患者さんがどの医院に行ったらいいかをスマホやPCで検索しています。そんな患者さんに向け、積極的に医院をPRすることで、新規の集患数アップにつながるのではないでしょうか?新型コロナが落ち着き、マスクの無い生活に戻れる日々が来ることを多くの方が心待ちにしています。マスクを外し綺麗な歯並びで笑える日が早く来るといいですね。